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Intel iAPX 432 : ウィキペディア日本語版
Intel iAPX 432

Intel iAPX 432インテルが設計した32ビットマイクロプロセッサである。極めて複雑な設計のため、性能が非常に悪く商業的には惨敗した。
== 概要 ==
インテルにとって初めての32ビットマイクロプロセッサだが、実際は3つの集積回路がセットとなり1つのCPUとして機能する構成となっていた。1981年に発表された。
iAPX 432は1980年代に向けた重要な設計と位置づけられていた。数々の先進的なマルチタスク機能とメモリ管理機能をハードウェアでサポートし、インテルはこのデザインをマイクロメインフレームと宣伝し、組み込み用チップを起源とする従来のx86アーキテクチャを置き換える事を目論んでいた。
当初のクロック周波数は最高10MHzを予定していたが、実際に完成した際のクロック周波数は 4MHz、5MHz、7MHz、8MHz だった〔Intel iAPX-432 Micromainframe 〕。
プロセッサがデータ構造をサポートすることにより、進んだオペレーティングシステムを少ないプログラムコードで実装できる。
つまり、432は多くの仕事をハードウェア内部で行おうとした。オブジェクト指向ガベージコレクションもチップが直接サポートし、ハードウェア(特にマイクロコード部分)がさらに複雑化した。
しかし、壮大な構想に基づいて設計されたiAPX 432は、当時のマイクロプロセッサとしてはあまりにも複雑すぎ、インテルの技術者はその設計をプロセッサとして効率的に実装することができなかった。この結果、当初はシングルチップCPUとして計画されたはずのこのプロセッサは、実際には複雑な機能を3つの半導体チップに分けて実装する事となり、より煩雑で取り回しが悪く、また性能低下の原因ともなった。さらに、iAPX 432向けに開発された初期のAdaコンパイラが最適化できていなかったことも失敗の大きな要因である。1982年の典型的なベンチマークテストによれば、同一クロック周波数の80286の4分の1程度の性能だった。にも関わらず80286チップより価格は大幅に高かった。このような性能および価格の問題により、インテルが考えていたx86からiAPX 432へのアーキテクチャの転換は達成されなかった。
iAPXという文字列は''intel Advanced Processor architecture''の略である。Xはギリシャ文字のChi(カイ、Χ)から来ている。'intel Advanced Processor architecture''の略である。Xはギリシャ文字のChi(カイ、Χ)から来ている。
chitecture''の略である。Xはギリシャ文字のChi(カイ、Χ)から来ている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Intel iAPX 432」の詳細全文を読む




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